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7.最後に

以上、ここまで地方分権社会における地方自治制度案についてつらつらと述べてまいりましたが、最後にこの地方自治制度案を提出するに当たりまして、どういう思いで作っていったかについて書いていこうと思います。

それは最近の話になるのですが、私自身33年生きて参りまして社会人として貢献することに限界を覚え、これ以上生きていくのであれば社会に対しても失礼であると感じるようになりました。そういう私でも社会に貢献していく人物として生きていくことができるのであれば、今後私と同様に生き辛さを感じている人たちが少しでも生きやすいようにできる環境作りに貢献したいと思い、今回の提案をさせていただきました。形式的にも決していいものではないというのは充分に理解しております。しかし、一生を通しても大きく地方制度が変革するのはこの時期以外に他は無いだろうと感じつつ、道州制が望ましいという風潮が広まっている中で、地方自治体を一つにまとめるという考えを一気に世間に広め真剣に考えてもらうためには、自分にとってもそれなりのリスクや犠牲をかけざるを得ない状況と考えるため、無礼は承知の上、この地方自治体を一本化するこの地方自治制度案を提案します。

先ほど社会人として貢献することに限界を覚えたというのには、いろいろ理由というのがあります。その元をたどると、小さい頃に軽い自閉症と診断されたことがあるからです。その影響からアスペルガー症候群という一般の人とは多少異なる思考のアプローチをするためにパニックに陥ったり周囲に理解されづらい傾向になっており、後で述べますが社会生活を送る上でいろいろと障壁を抱えております。自閉症にしろアスペルガー症候群にしろ、個人的には意識しなくても世間一般から見られたらおかしいと思われる点というのがあり、このギャップや理解されることのない苦しみに悩みつつ生活をしております。そこから、世間一般の常識では考えられないような行動を取ることが多く(時には常識をわきまえた上で取ることもあります。今回の制度案はこれに当たります。)、関係周囲に迷惑をかけることのないように注意を払うよう意識して生きてきたあまり、何かを話すにも言葉として出てこない、うまく会話ができない、比較的消極的である、指示は聞いていても異なった解釈の行動を取ってしまうなどマイナス面で大きく影響しております。このため就職試験など各種試験で練習を繰り返し自信を持って面接やプレゼンテーションに望んだとしてもうまく受け答えができず、落とされまくったおかげで思うような定職に就く事ができずに、現在バイトで細々と生活をするに至っており、社会人として要求される能力というのも一向に育めずにおります。もちろん社会人として備えるべきこととして様々なことを精一杯努力をして身に付けていこうとしましたが、落ち着いて望んだとしても、とっさの返答を求められたときにどのように答えればよいのか結局パニックに陥ってしまうことは今の今まで直りませんでした。

今回この提言を行うに当たり、皆様の前に出て説明や発言をしていかなければならない機会が多くなると思います。しかし、前述の通り質問を突然にふられて、お互いに満足のいくお答えをすぐに返すことは厳しいと思います。それでも話をしていかなければならない場合というのがありましたら、失礼ですのでしっかり練習をして話をしていきますが、それでも理解できない可能性がございますので、ほとんど書面や文章で補充するなりできる限りの対処は致しますので、ご了承してくださいますことをよろしくお願いいたします。私自身としても、そういった説明下手やアスペルガー症候群という側面を持つ中で提言していく以上、覚悟はしております。

少し遅れましたが、ではなぜ地方自治体を一本化したほうが良いと考えるようになったかについてご説明いたします。

まず私が地方行政について興味を持ったのは、大学1年の春休みにネットで知り合った友人に会うために高知に行った事がきっかけでした。その友人が専攻していたのが地方自治であり、高知県の橋本知事とも面識のある方でありました。私は福島大学でコンピュータ教育について研究していましたが、その友人が語る地方分権改革の話がとても面白く、日本も地方行政の動向によっては面白くなるのではと感じたのがきっかけでした。折りしも地元の友人が岩手県立大学の総合政策学部に入学したこともありまして、その彼にも話を聞いたりと専攻よりもこっちの方に興味を持つようになりました。そういう中で道州制の話が出てこないというわけではありませんでしたが、市町村合併や税源などの権限の委譲など地方分権改革の目的と道州制にして得られる効果というのが、州都を中心とした依然とした中央集権的な指向での繁栄になってしまい、結果として州都から離れたような地域がますます衰退して逆に効果が得られず矛盾するのではないかと考えており、当初から反対の立場でした。となると都道府県の仕事や財源を市町村に委譲していくのであれば、都道府県と市町村を一緒にした方がずっとましではないかと自然に考えるようになりました。これは、高知の友人と知り合った頃にふっと思いついたことです。ただ、現実にこれを推し進めていくように行動しなければならないと意識し始めたのは、高知に行ってからしばらくした後に地元である岩手県山田町に帰郷して久々に風景を見たときに「このままだと故郷が寂れる」と感じたときであり、私自らがしっかり提言していなければならないということを確信したのは増田総務大臣が岩手県知事時代にとある講演会にて「三位一体の改革によって、広域的なものは道州に、地域的なものは基礎自治体に権限を委譲させていき、都道府県はあまり関与させずにしていきたい」という話をされたときに、誰も都道府県と市町村を一緒にした方が絶対にいいと主張する人が一人としていないことがどうにも恐ろしく感じたのがきっかけでした。

元々私は何らかの問題を解決に見出すためのアイデアや発想、行動力は優れておりました。この発想力と行動力のおかげで人生の難しい局面を脱出することもありましたし、誉めてもらうこともありました(質の割には機会がありませんでしたが)。そのため、子供の頃から将来この長所を生かして、人々の生活を良くしていく仕事をしたいという考えを抱くようになりました。でもそういう面をもって自分を生かしていくためには、わがままとは思うのですが、社会的生活に必要なことや従来の環境に変化させたりするなど相応のリスクがあり、このリスクによる周囲や自分への評価に対する影響が生じることを覚悟した上で生きておりました。そういう意味では器用に生きてきたとは言えないのですが、普通に生きていくこととアイデアマンとして生きていくこととを比較したときに、アイデアマンとして生きた方が自分が社会の一員として生きていく場合に確実に役に立つことができ、より多くの人を幸せにすることができると信じてまいりました。

それを立場や将来性を考えた場合に具現化できる職業というのが、地方自治を研究する研究者であります。これは、研究者という肩書きで後述する地方財政などに関するデータを収集するため、または提言者として社会的信頼を得てもらうために有利な地位を築く目的でありました。また、自分の良さである世間一般との認識や価値観の違いや疑念を持つ点をうまく生かし、地方自治を研究する研究者としてこの提言を行うべきと考えておりました。それを目指して勉強等をしていたのですが、知識が備わってもうまく説明するだけの説明力や説得力、話すことのスキルというのがほとんど身につかず、資金の面でも底をつき当分断念せざるを得ざるを得なくなりました。しかし、先にも書きました通り、状況として道州制を含めて地方制度改革を断行するまで2年が目途になると時間として残されていない現状を考えた場合に、そういう身分とか考える場合もなくなってしまい、説明下手やアスペルガー症候群というハンデは抱えておりますが、生きているうちにでも最大のチャンスとして今しかないと感じこの度提言することにしました。

また時間がないこともあるので、地方自治法を中心に地方自治に関する法律の改正案も一部ではあるのですが添えて提出いたします。これはどうしてかというと、法律案というのはこれまで国会議員の先生方はもちろん各省庁の官僚の皆様が必死になって法律を作ってきた歴史があります。そのお手間をできる限りなくして効率よく業務をしていただければという思いで作りました。ズブな素人が勝手に法律を作っているんじゃないという方もいるかもしれませんが、ご理解の程よろしくお願いします。もちろんそっくりそのまま改正してくれればうれしいことこの上ないのですが、法律案として利用されなくても構いません。法案作成に当たっての参考程度にお使い頂ければありがたいです。この改正案は単に普通地方公共団体を一つにする考え以外にも、またはそのように改正されなくても、構造改革や人員削減策、地域起こし、行政の進め方など様々な分野における改革のいいアイデアもございます。本当であれば時間をかけて作成したので全て案として通していただければうれしいのですが、そのアイデアの一つでも採用することがあればこのように提言を行う意義はあるものと考えることにします。

本音を申せば、今回の提案において、市町村合併と自治体の一本化による財政効果の比較や分権社会で自立をすることができる理想的な基礎的自治体との財政構造との比較など数値的なデータを載せることができれば、提言として非常に申し分が無いものでした。しかし、市町村ごとの都道府県税の収入額のデータなど満足のいく資料を得ることができなかったこと、自身の資金不足や提言に残された時間としてもこれが限界であるなどの理由により、納得はいっておりませんが割愛せざるを得ませんでした。その点ものすごく悔しい思いでありますし、ご覧になられている皆様にも非常に申し訳の無い気持ちでおります。しかしながら、今回の提言に基づいて作られる地方自治制度について元来のデータなどから調査・分析を行っていくことによって、基礎自治体はほぼ理想的なものとなること、さらに社会科学の見地からNPOや民間の活力を最大限に生かした自治体の仕組みについて世界的に見ても先進的なものであることは、確実にデータや論文などで実証されるものと信じております。これをまやかしと考えるのであれば、是非とも調べていただければと思います。できることがあれば、私もできる限り協力致しますのでよろしくお願いします。

また、提言者として実名を公表することも構いません。これは提言者としての責任を果たすためだけでなく、ニートやフリーター、住む家の無いような方や私のような精神的な障害を抱えているような方、うまく会話ができない方、いじめられているような方に、生きるための解決事例や社会との関わり方、生きていく上での勇気や希望を持って、生きるための活路を作ってほしいため、上記に当てはまらない方にもこういうことで息苦しさを感じている人が多いという事実をしっかりと理解して協力をしてほしいためです。よく犯罪者の多くがアスペルガー症候群などの精神障害を抱えているという話を聞きますが、このような精神障害者に対する偏見や差別を社会から無くしたい想いもあります。最近では、オタクやフリーターを馬鹿にしたようなことをテレビで流したということもありました。そういうどんなに人から煙たがれるような欠点的な側面を持った人間と付き合うとしても、考え方や視点などを変えたりすることによっては必ず世間的に良い結果を与えていくことができることをこの世に示していきたい想いもあります。これらを私が頑張る姿を通して、多くの方に何か考えてもらえるようにして頂ければそれだけでもありがたいのです。私だけの力ではどうにもならないことも、結果としてどうなることになるかについても、覚悟をした上での行動になりますので。

理想としては、党内で地方分権を含め地方制度についての論議の席で充分な討議をしていただいた上で、国政選挙における党の政策としての一つの柱として頂ければと思います。何故かと申しますと、都道府県と市町村を一つにするというのは道州制を含めて地方分権改革の議論の方向性などを国民的な議論にしていくことにするインパクトは充分にあります(対抗する政党との選挙で言えば、決定的な政策の違いになり対抗軸として明確になります)し、早期に国民に対しての地方行政改革への協力の働きかけが可能になるからです。また結論としてなかなか出ない場合であれば、一旦両論併記をした上で同時進行で道州制・自治体一本化双方の制度設計を競わせる形で行い、最終的に国民若しくは国会内で最終的な採決を取ってどちらかに決めることもありではないかと思いますし、所属議員さんのTV出演や講演等の席でこの提言について「自治体を一本化するということで法律案まで作ってきた奴が盛岡にいる。」とか「地方分権改革でコミュニティレベルで自治体を作るべきという提言を頂いた。しかも法律案までつけて。」とか非難的な意見でも構いませんので積極的かつ具体的に発言をしていただければ非常にありがたく思います。それだけでも、今後予測される地方自治体の財政再建団体化を防止するため及びNPOやNGO、コミュニティと連携した行政を世界に先駆けて行うためにもこの時点できちんと論じて実現していかなければならないし、日本の将来も地方の発展も厳しいものになると感じております。このように地方自治体の一本化にかける想いは相当あります。しかしそういうことにとらわれることなく、まずはできる限り建設的な議論をはじめていくことが肝要と思いますので、何卒血の通ったご対処をよろしくお願いします。そしてできましたら、この提言についてのご意見を頂ければ非常にありがたく思いますし、またご意見を踏まえた上で改めて建設的な政策提言を行うことができればと思います。

最後に一つだけ。私はこの日本を世界からどう見られるべきかと考えたとき、常に世界に真似されるべき国であるべきと思います。世界の真似をする国であってはいけないと思います。これが科学立国や先進国としての、今後の日本のあるべき姿と考えます。しかし、今の政治や社会を考えたとき、外国の物や制度に頼っている節があります。仕方が無い理由も決して分からなくもありませんが、個人的には非常に情けなく思えます。世界の真似に頼るだけでなく、今後世界に誇ることができるような日本独自の意見や制度というのを打ち立てていかなければ、日本は将来魅力の無い国になると思います。この都道府県と市町村の一本化の提言というのは、今後日本が世界に真似される国であり続けるために、自分の無い頭で考え抜いた制度であります。私としても頑張れればと思いますが、今後日本が世界に真似をされ、独自の魅力を持ちつづけることができるような国になるよう、これをお読みになられました皆様方に、提言に関するご理解とご協力、建設的な政策論議、そして勇気をもった決断を改めてよろしくお願いいたしまして、締めの言葉と致します。戯言かという方もおられるかとは思いますが、ここまで読んでいただきまして誠にありがとうございました。

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